阪神大震災から今日でちょうど十年目。
新聞でもテレビでも、色々な形で、あの大災害を振り返り、これから起こるであろう東南海大地震に備えるために、何を学び、今何をすべきかを呼びかけている。
十年前のその日。一人暮らしをしていた私は、自分の弁当を作るためにアパートのキッチンに立っていた。
遠く離れたこのあたりでも、確か震度3だったと思う。
あまり地震は経験がなく、また広いアパートに一人っきりだった事もあり、とても怖かった事を覚えている。
その後は、テレビに映る神戸長田地区の上空からの映像や、ビルが横倒しになった風景、まるで戦争の後のような焼け野原。
これが日本の風景なのか、目を疑った。
それから数日後、現在の旦那と初めて会った。
彼は、震災の前日まで、仲間との旅行で神戸を訪れていたという。予定が一日ずれていたら、私達が会う事もなかったかもしれない。
私が彼と出会ったのは、運命だったのだろうか。
震災によって、命を落とした多くの人々。
全ての人々の、先にあった人生が、1.17、突然奪われてしまった。これも運命だろうか?
かけがえのない人、親、子供、友人、恋人、残された者にとって、それは「運命」と言う言葉、一言では片付けられない、言い知れない深い思いがあるだろうと思う。
もちろん、私がいくら想像しても、想像しきれない。
辛い、苦しい、悔しい、悲しい、寂しい、やるせない気持ち。
あの大災害で、学んだ事を、少しでもこれからの日本の災害対策の知恵、組織作りに役立てられますように。
それから、私たち個人個人、自分の、またその家族の命をまず守るために出来る事、もう一度見直す必要があると思う。
我が家も、持ち出し袋点検しなければ…。
1.17 この日を忘れずに。
防災の気持ちを忘れずに。
震災で犠牲になられた方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。
最後に、出会ってそろそろ十年目の旦那様に。
超わがままな私と、結婚してくれてありがとう。
子供たちにも恵まれて、幸せだよ。
これからも、一杯わがまま言うと思うけど、見捨てないでね。
2人で、娘たちを立派に育てていこうね。
新聞でもテレビでも、色々な形で、あの大災害を振り返り、これから起こるであろう東南海大地震に備えるために、何を学び、今何をすべきかを呼びかけている。
十年前のその日。一人暮らしをしていた私は、自分の弁当を作るためにアパートのキッチンに立っていた。
遠く離れたこのあたりでも、確か震度3だったと思う。
あまり地震は経験がなく、また広いアパートに一人っきりだった事もあり、とても怖かった事を覚えている。
その後は、テレビに映る神戸長田地区の上空からの映像や、ビルが横倒しになった風景、まるで戦争の後のような焼け野原。
これが日本の風景なのか、目を疑った。
それから数日後、現在の旦那と初めて会った。
彼は、震災の前日まで、仲間との旅行で神戸を訪れていたという。予定が一日ずれていたら、私達が会う事もなかったかもしれない。
私が彼と出会ったのは、運命だったのだろうか。
震災によって、命を落とした多くの人々。
全ての人々の、先にあった人生が、1.17、突然奪われてしまった。これも運命だろうか?
かけがえのない人、親、子供、友人、恋人、残された者にとって、それは「運命」と言う言葉、一言では片付けられない、言い知れない深い思いがあるだろうと思う。
もちろん、私がいくら想像しても、想像しきれない。
辛い、苦しい、悔しい、悲しい、寂しい、やるせない気持ち。
あの大災害で、学んだ事を、少しでもこれからの日本の災害対策の知恵、組織作りに役立てられますように。
それから、私たち個人個人、自分の、またその家族の命をまず守るために出来る事、もう一度見直す必要があると思う。
我が家も、持ち出し袋点検しなければ…。
1.17 この日を忘れずに。
防災の気持ちを忘れずに。
震災で犠牲になられた方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。
最後に、出会ってそろそろ十年目の旦那様に。
超わがままな私と、結婚してくれてありがとう。
子供たちにも恵まれて、幸せだよ。
これからも、一杯わがまま言うと思うけど、見捨てないでね。
2人で、娘たちを立派に育てていこうね。
私の父は、若い頃から真面目で寡黙なタイプ。子供の私たちにしてみれば、冗談も言わないし、ちょっと硬い所がある父は、正直ちょっととっつき難い存在だった。
そんな父も、生真面目な性格が災いしたのか、40代後半からお酒の失敗が始まり、結局アルコール依存症で、自分も家族も傷つけてきた。生活はすさみきって、アルコールでは足らずに睡眠薬にも手を出し始めてからは、仕事もろくに行けなくなった。
そんな頃、父は酒や薬でフラフラになりながら、私たちに何度となく言った。
「お前たちは、どうせお父さんの事が嫌いなんやろ…」
それは、時には怒鳴りながら、時には心底寂しそうに。
今思えば、その頃の父は、仕事の付き合いがうまく行かず、子供も少しずつ離れていくのを感じ、本当に寂しかったのだろうと思う。
今、2人の子育てに追われながら、私も同じように頭を悩ます時がある。
娘は、外に遊びに行くと、私よりもよそのお母さんと遊びたがる。家での接し方がいけないのかと、私も必死になってかまったり、遊んだりするけど、それも限界がある。
父に似たのか、私もどちらかと言うと気がつけば、黙っている方が多い。それを子供に合わせてなんやかんやと話し続けるのは、時にはとても苦痛になる。
下の子に手がかかると、お姉ちゃんは後回しになるし、我慢させることも多くなる。私自身に余裕がない時は、どうしてもつらく当たってしまうことも事実。
娘はそれを見抜いていて、外では私よりも、よその人、自分の言うことを全て聞いてくれる人と一緒にいたがるのだろうか。
と自分の至らなさに悩みながら、思い返してみると、いや待てよ。たしかパパとデパートのプレイスペースで待っている時も、よその人に引っ付いていって、パパがやきもきしていたっけ。ばあちゃんと小学校のグランドに遊びに行ったときも、よその子について行ってばあちゃんを困らせたって聞いた。
私と一緒のときだけじゃないんだよね。これは、性格の問題かな?
ただ単に、社交的なだけで、私がかまってあげてないからじゃないかな?
そうだよね、いつも知らない子とでもすぐに仲良くなって遊べるから、すごいねって言ってたのに、ある人から言われた一言で、こんなに自分に自信がなくなって、こんなに娘の本意が気になるようになっちゃって…。
でもね、実際外で、おいでおいでしても、強烈に拒否されると、やっぱりすごくショックで、あの頃の父のように
「ママの事がそんなに嫌いなの? よその人のほうがいいの?」
と帰ってきてから問いただしてしまう。
「ママが大好きだよ、ママがいないと嫌だよ」
と無理やり言わせてしまう。
こんな事やってる自分がますます嫌いになって…。
子供を産む前は、無条件で子供はママが一番好きなんだって思ってたけど、こんな事考えるのは、やっぱり自分に自信がないからだろうけど。
ママはやっぱり、寂しいです。子離れなんて出来るのかな…。
まだまだ先の話だけど。
そんな父も、生真面目な性格が災いしたのか、40代後半からお酒の失敗が始まり、結局アルコール依存症で、自分も家族も傷つけてきた。生活はすさみきって、アルコールでは足らずに睡眠薬にも手を出し始めてからは、仕事もろくに行けなくなった。
そんな頃、父は酒や薬でフラフラになりながら、私たちに何度となく言った。
「お前たちは、どうせお父さんの事が嫌いなんやろ…」
それは、時には怒鳴りながら、時には心底寂しそうに。
今思えば、その頃の父は、仕事の付き合いがうまく行かず、子供も少しずつ離れていくのを感じ、本当に寂しかったのだろうと思う。
今、2人の子育てに追われながら、私も同じように頭を悩ます時がある。
娘は、外に遊びに行くと、私よりもよそのお母さんと遊びたがる。家での接し方がいけないのかと、私も必死になってかまったり、遊んだりするけど、それも限界がある。
父に似たのか、私もどちらかと言うと気がつけば、黙っている方が多い。それを子供に合わせてなんやかんやと話し続けるのは、時にはとても苦痛になる。
下の子に手がかかると、お姉ちゃんは後回しになるし、我慢させることも多くなる。私自身に余裕がない時は、どうしてもつらく当たってしまうことも事実。
娘はそれを見抜いていて、外では私よりも、よその人、自分の言うことを全て聞いてくれる人と一緒にいたがるのだろうか。
と自分の至らなさに悩みながら、思い返してみると、いや待てよ。たしかパパとデパートのプレイスペースで待っている時も、よその人に引っ付いていって、パパがやきもきしていたっけ。ばあちゃんと小学校のグランドに遊びに行ったときも、よその子について行ってばあちゃんを困らせたって聞いた。
私と一緒のときだけじゃないんだよね。これは、性格の問題かな?
ただ単に、社交的なだけで、私がかまってあげてないからじゃないかな?
そうだよね、いつも知らない子とでもすぐに仲良くなって遊べるから、すごいねって言ってたのに、ある人から言われた一言で、こんなに自分に自信がなくなって、こんなに娘の本意が気になるようになっちゃって…。
でもね、実際外で、おいでおいでしても、強烈に拒否されると、やっぱりすごくショックで、あの頃の父のように
「ママの事がそんなに嫌いなの? よその人のほうがいいの?」
と帰ってきてから問いただしてしまう。
「ママが大好きだよ、ママがいないと嫌だよ」
と無理やり言わせてしまう。
こんな事やってる自分がますます嫌いになって…。
子供を産む前は、無条件で子供はママが一番好きなんだって思ってたけど、こんな事考えるのは、やっぱり自分に自信がないからだろうけど。
ママはやっぱり、寂しいです。子離れなんて出来るのかな…。
まだまだ先の話だけど。
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